足の軌道(接地によって決まる)について考えてみる
足の軌道
1.足は前にきてから回さない
足は前に来たら直線的に地面を押すように下す
2.できるだけ体の近くでつき、体の後ろで足を離す
3.足は前に大きくなりすぎてはいけない
こう考えてみると接地についての意識が
陸上を思考するときの注意点
1.2Dの動きになりがちであること
頭の中でイメージしているとき2Dで静止した状況で体を動かしてはいないだろうか。
これでは進まずドリルだけなどといった走りになりがちである。
2.主観的なイメージが抜けがちである
例えば90度で接地するというのは客観であり、90度を意識してもなかなか90度にできないことが多い。このようなときに地面を押すという表現をするとすんなりきやすい。
練習メニュー
練習→筋力(全身をまんべんなく鍛える)
拮抗筋の関係で筋力を出しやすくする
→SSCを使えるようにする
プライオメトリクスを積極的に取り入れる
→バランス
センターを意識するということ。
これはすべてのスポーツに通じる
バランス感が保てると接地時に体がブレにくくなり、これにより使う力が少なく、早く、大きく使えるようになる。
→心拍系
100mでも酸化系の運動は20%ほど出てくると言われており心拍系も鍛える必要がある。
→フォーム系
テクニックを使う
大まかにまとめておくと
腕振りは肩をブラさない。体を進ませる。
足は地面を押す(待たずに押す)
筋トレ→主に体幹系
下腹部、脊柱起立筋を中心に鍛える
お尻を鍛える
ふくらはぎを鍛える
胸筋、腕を鍛える
バランス系→重心を意識してできるだけ楽に行う
壁倒立
プランク
プランクからの腕立て系
サイドプランク
バックでのプランク
(ストレッチポール、バランスボールを使った体幹トレーニング、バランスディスクを使ったスクワット、ランジ、片足支持等)
心肺系
1.壁での腿上げ
2.腿上げ
3.ジャブ
4.武井壮の魔法の動き
5.ジャンプ(腕の動きをつけて)
6.腕振り(→肩をブラさずに、走っているときをイメージして腕を振る)
7.スクワットジャンプ
8.四股ジャンプ
9.スクワット(2テンポ)
10.ストレッチポールを使って引きつけ
11.マウンテンクライマー
12.バイシクルクランチ
13.スケート
14.腕立てジャンプ
15.プランクからの腕立て
走り込み
○インターバル50m×5(10秒レスト)×3
○インターバル ジョグ込み 50m×5×3
○40秒間走×5
○牽引走+チューブ走
○200m×7
○300+200+100×2
○300m×5
○補強+ダッシュ 10本×2
○100m×6×2
陸上を思考するときの注意点
1.2Dの動きになりがちであること
頭の中でイメージしているとき2Dで静止した状況で体を動かしてはいないだろうか。
これでは進まずドリルだけなどといった走りになりがちである。
2.主観的なイメージが抜けがちである
例えば90度で接地するというのは客観であり、90度を意識してもなかなか90度にできないことが多い。このようなときに地面を押すという表現をするとすんなりきやすい。
3.形を意識してしまう
本当に重要なのは本質である。形は意識してはならない。形を意識すると日によって差が出がちである。
走り 地面を押す意識
走りでは地面を押す動きが重要と述べたが、地面を押すことについてはあまり述べてこなかった。今回はこの地面を押すという感覚について自分の中での感覚を説明する。
1.地面を押すと叩くと蹴る
押す動きはまず下の動きが入って後ろへと流れるイメージ
叩く動きは下への動きの繰り返しである。
蹴るというのはななめ後ろの動きである。
今回は押す動きの利点と欠点、そして、他の動きがなぜよくないのかをまず述べようと思う。
押す動き
利点床反力を得やすい=ストライドが伸び、前に進みやすくなる
自然と後ろに力を加えられる
欠点足が流れやすくなる
叩く動き
利点シザースが速くなる
欠点そもそも進まない(後ろに力が加わらないため)
膝のロックが外れやすい
蹴る動き
利点なし
欠点怪我しやすい
足が流れやすい
以上から押す動きが適切である。
押す動きの意識
1.スイングを意識しない
ただ、このスイング区間で力を入れてはならない。
2.足が前で待とうとしない
(足が前にきたらすぐ下ろすことを気にしすぎると足を早く地面につきすぎて足が流れてしまう)
3.地面を押しすぎない
これは感覚だが、疲れやすくなり、足が流れやすくなる。力が入らなくなったら押すのをやめる。
カールルイスの講義
1.腕振り
引く時肘が空に向く
真下の時は緩み、ポケットにあたるくらいまで
あげてくる時は目のところまであげる
目まで上がるとプッシュすることをやめる。
腕は高いところまであげてくることが重要で、肩のところで振る。
2.プッシュについて
ストライドは自分で歩幅を稼ぐのではなく、プッシュによって稼ぐ。歩幅でかせぐと、リーチアウトしてしまい腰が落ちて早く走れなくなる。
3.スタート
スタートは遅くてもいいので、パワフルに行う。最初の3歩はプッシュに集中し、4歩目から本当に走り始める。スタートで重要なことはプッシュすることと忍耐である。
重い車を押す時に、私たちは足を回すようなことをするだろうか。いやしない。プッシュしてすすんでいく。
4.キャメロンバレルの動画を見せて
スプリントは常にプッシュしている。決して、退屈な物ではない。姿勢を高く保つことが大切である。あと、彼が素晴らしいのは肘が高い位置まで引き上げられてきていることだ。(1で述べたとおり)
プッシュの感覚
先ほどはプッシュを骨盤の動きからみたが、感覚的に簡潔にまとめる。
プッシュとは自分の中では深部意識のようなものである。スイングを意識的に行ってしまうと、プッシュするために必要な脚の高さ分にプラスする形で上がってしまうので、その分だけロスになる上、末端の膝の固定がなくなってしまい、走りが崩れてしまう。スイングの意識は必要なく、プッシュの動きで良い。(ここでいうスイングとは足を前に持ってくる動作である)
プッシュできるところまで待つ
このイメージで常にプッシュするイメージで膝もしっかり固定できる